研究論文

栄養補助食品による健康な人間におけるレドックスバランス調整遺伝子の発現 : 試験的研究

REGULATING REDOX BALANCE GENE EXPRESSION IN HEALTHY INDIVIDUALS BY NUTRACEUTICALS : A PILOT STUDY

Rejuvenation Res. 13(2-3):175-178,2010

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我々は、レドックスバランス調整遺伝子の発現におけるパパイヤ発酵食品(FPP,ORI;日本)の機能を試験した。被験者は詳細な食習慣や生活習慣をアンケートして、マルチビタミンのサプリメントや補強食品を使用していない11人の健康な非喫煙者、非飲酒者を対象とした。
レドックス状態は、6gのFPPの摂取前後における赤血球、血しょう、白血球のmRNA(グルタチオンペルオキシダーゼ(GPx), スーパーオキシドディスムターゼ(SOD), カタラーゼ, DNA修復酵素(hOGG1)のパラメーターによって評価した。
FPP摂取2週間後と4週間後、血しょうのデータにおいては、用いたすべての遺伝子発現の上方制御に対するFPPによる有意な影響は見られなかった(p<0.05)。
一方で、FPPを摂取して2週間経過した後も、試験したすべての遺伝子発現の有意な上方制御については試験期間の最後までしっかりと維持していた(p<0.05)。
このデータはGSTM-1とh-OGG-1の遺伝子型に関わらずあてはまった。

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FPPを摂取して2週間後、または4週間後の血しょうのレドックスパラメーターのレベルを測定したが変化は無く、その上MDAの減少も有意ではなかった。一方で、FPPを摂取して2週間経過した後も、試験したすべての遺伝子発現の有意な上方制御については試験期間の最後までしっかりと維持していた(p<0.05)。このデータはGSTM-1とh-OGG-1の遺伝子型に関わらずあてはまった。 赤血球のレドックスパラメーターおよび血しょうMDAと関連遺伝子発現および遺伝子型との間に、相関は見られなかった。


(1)ReGenera Research Group, Milano, Italy; (2)ORI Bioscience Laboratory, Gifu, Japan; (3)Dept of Nutrition, Illinois University, Urbana, USA; (4)Gruppo Locorotondo laboratories, Palermo, Italy

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