研究論文

無作為に選出されたモーリシャス人での糖尿病のバイオマーカーに見られたパパイヤ発酵食品(FPP)の短期間摂取の影響

Effects of a short term supplementation of a fermented papaya preparation on biomarkers of diabetes mellitus in a randomized Mauritian population

Preventive Medicine. 54: S90-97,2012

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野菜や果物中心の食事の摂取を増やすと酸化ストレスが減少するという関係があることが臨床的エビデンスや細胞モデルで知られており、糖尿病やその合併症の管理に天然系抗酸化剤が適していることを示唆している。 パパイヤ発酵食品(FPP)の無作為化臨床試験はモーリシャス パンプルムースにある心臓センターSSRNホスピタルで行われた。2010年11月から2011年3月の間、多様な人種の新規糖尿病患者を対象に糖尿病のバイオマーカーと酸化状態について、FPPの短期間摂取の影響を確認した。14週間、1日にFPPを6g摂取することで、糖尿病の酸化ストレスにより悪化した数種の器官の健康状態を改善することが出来た。 t-検定を使用し、FPP摂取群をコントロール群と比較検討した場合、炎症の度合いを示す指標であるC反応性蛋白レベルは有意に減少し(p=0.018)、LDL/HDL比率は大幅に変化し(P=0.042)、また尿酸レベルは有意に改善した(p=0.001)。 分散分析(ANOVA)の結果でも、C反応性蛋白、LDL/HDL比率、尿酸、血清フェリチンレベルにおいて有意な差を示し、上記の結果を裏付けるものであった。 FPPは、糖尿病や、循環器疾患、神経疾患など、炎症や酸化ストレスにより悪化したその他の疾患を管理する為の経済的負担の少ない新たな栄養補助食品としての可能性を示している。

【表1】 FPP摂取群とコントロール群における新規糖尿病モーリシャス人でのFPPの影響 t-検定による試験前後比較とFPP摂取群とコントロール群の比較の有意差検定

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