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臨床研究

【臨床研究】FILE : 2007

アストンマーティンレーシング ル・マン 2007
24時間レース中の3人のドライバー (DBR9N゜ 009)の酸化ストレス評価

Aston Martin Motor Racing, Branbury(UK)
Osato Research Institute, Gifu(Japan)
Catherine GARREL, Dept. of Biology, Univ. of Grenoble
Okezie I Aruma, Touro College of Pharmacy, New York(USA)
Harparkash Kaur, London School of Hygiene and Tropical Medcine, London(UK)

Le Mans24時間レースは1台の車を3人のドライバーが2時間交代で挑む。今回、アストンマーティンレーシングのDBR9 N°009の3人のドライバーのうち、2人にFPPが摂取、レース直前、レース開始12時間後、24時間レース終了後のそれぞれの尿を採取し、カルボニル化タンパク質、MDA、TBARSの分析を行った。
カルボニル化タンパク質、MDA, TBARS の値は、3人のドライバー全員で24時間レース中に増加し、24時間のカーレースが心身を疲労させることを示した。3人のドライバーのそれぞれの分析値の平均値は、MDAで3.8倍、TBARSで3.4倍、カルボニル化タンパク質で7.2倍になった。

しかし、FPPを摂取した2人のドライバーの結果は、FPPを摂取しなかったドライバーと比較して、FPPが有意に酸化ストレスを防いでいると示した。

AMR DBR9 N°009の車に乗るドライバーが3人で、被験者の数が少ないとされるかもしれないが、レースを行った後の、FPP摂取ドライバーと非摂取ドライバーの酸化ストレスの指標の変化の違いは重要視されるものである。また、FPP非摂取ドライバーの酸化ストレス指標の値は、レース前には3人の中で一番低かったが、レース後には一番高かったということも注目される。その違いは、より高い酸化ストレスが非摂取ドライバーを襲っているということで、MDAで2.5 倍、TBARSで2倍という値は細胞膜脂質(細胞膜の主成分)がより強く酸化を受けていることを示し、カルボニルが5倍であったことから細胞のタンパク質 (細胞や酵素の構造の主な成分)がより強く酸化を受けていることが示された。これは、より強い疲労と筋肉への酸化的損傷(こりや痛み)となり得る。FPP摂取ドライバーは疲労が少なく、また、心身疲労後により早く、より良く回復することを実感した。このことは以前にパリ-ダカールラリードライバーのフィリップ・ガシュと行った研究と、手術後の高水準のスポーツマンが、FPPによってより早く最良な回復ができるという、我々の最近の研究でも確認されている(CERS:European Center of Sportsmen Recovery, Cap Breton, France)。すでに我々は、酸化ストレスが重要な症状となる臨床の試験結果で示してきたが、FPPは自然の食品であり、ドーピングにはあたらず、酸化ストレスから、苛酷な疲労に耐えなければならないスポーツマンの体を守る 。自動車耐久レースはそのうちのひとつである。
ちなみにN°009はアストンマーティンにとって48年ぶりのLeMansの優勝をもたらした。

カルボニル量の変化

MDA量の変化

TBARS量の変化


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