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【臨床研究】臨床研究

重度と中程度βサラセミア患者およびE-βサラセミア患者に対するパパイヤ発酵食品摂取における赤血球の酸化ストレスの改善

Eitan Fibach(1), Ee-Shien Tan(2), Saumya Jamuar(2), Ivy Ng(2), Johnny Amer1 and Eliezer A. Rachmilewitz(3)

βタラセミア(thal)や鎌形赤血球貧血といった異常βヘモグロビン症における一次欠陥は、βグロビンの突然変異である。しかしながら、病態の多くには酸化ストレスが介在している。カリカパパイヤの発酵によって作られている自然の健康食品であるパパイヤ発酵食品(FPP)は、in vitroとin vivo両方において酸化ストレスを制限することが示されている。 我々は、イスラエルの重度のβ-thalと中程度のβ-thal の患者およびシンガポールのE-β-thalの患者という2つのβ-thak患者グループにおいてFPPの作用を試験した。 結果はどちらのグループにおいても、FPP摂取により赤血球(RBC)中の還元グルタチオン(GSH)量が増加し、活性酸素種(ROS)、膜過酸化脂質、フォスファチジルセリン(PS)の露出が減少することが示唆された。また血液学的な指標としては有意ではなかったが、酸化状態の改善が示された。赤血球系のターンオーバーが比較的ゆっくりであることから、期待する最終的な結果を得るためには、恐らく鉄キレーターと共に更なる長期的な継続摂取が必要であると考えられる。

β-thalassemia (■)患者とE-βthalassemia (◆)患者に対するFPPのadministrationによる酸化ストレスパラメーターの変化 データはそれぞれ活性酸素種(ROS)、還元グルタチオン(GSH),過酸化脂質 (LP) 、露出フォスファチジルセリン(PS)用に染色した細胞の平均蛍光強度(MFI)を示し、H2O2処理した細胞(右)とH2O2未処理の細胞(左)に分けた。 Note that ROS, GSH and PS for cells stained for LP 、MFIはLPに反比例した。GSHの増加に伴ってROS,LP,露出PSの減少が示された。



(1)Department of Hematology, Hadassah - Hebrew University Medical Center, Jerusalem, Israel
(2)Department of Paediatric Medicine and Genetics Service, KK Women's and Children's Hospital, Singapore
(3)Department of Hematology, The E. Wolfson Medical Center, Holon, Israel

PHYTOTHERAPY RESEARCH(2010) 掲載
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