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社会活動

2015/05/05社会活動

From University of California, Davis
ブドウの栽培のレクチャー

大里研究所は、農家の高齢化に伴う休耕地の増加を懸念する地元大野町からその有効利用について相談を受け、将来的に地元の人材活用や高齢者の生きがいに結びつくようなワインづくりを目指すプロジェクト「Project ORI WINE」を立ち上げ、ブドウ栽培を行っています。

ブドウ栽培に着手して3年目を迎えたこの春、今後、ブドウ栽培を軌道に乗せるため、今回、ワイン醸造およびブドウ栽培の研究で世界をリードしているアメリカのUC Davis(カリフォルニア大学デービス校)から、ブドウ栽培の専門家であるJoaquin Fraga氏を招き、本格的なブドウ栽培方法の詳細について指導を受けました。

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Fragaさんとともにブドウ園の確認

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ブドウ剪定のレクチャー

4月5日に来日したFragaさんは、翌日から早速ブドウ園に赴き、土の状態やブドウの様子を確認し、今後必要な誘引や剪定の仕方、手入れの方法について丁寧に説明してくれました。Fragaさんの説明によれば、ブドウ園は最初の数年がよいブドウをつくるための土台作りの年になるため、たくさんの作業が必要だとのことです。

実際に剪定する様子を見せてもらいながら、私たち社員も剪定に挑戦です。まずは土台となる1本の強く丈夫な幹を育てること、次にバランスのとれた枝づくりをすることを目標に、どの部分で剪定すればよいのか考えながら剪定を行いました。また、ブドウには湿気が大敵なので、風通りをよくしてやるための草取りも大事な仕事だと説明を受け、皆で草取りも徹底的に行いました。

剪定と草取りを終えると、ブドウ園には見た目の統一感も生まれ、見違えるようにすっきりとし、美しい風景を前に達成感を感じることができました。
今回のFragaさんの滞在期間は1週間弱でしたが、短い期間で多くのことを学ぶことができました。今後も、Fragaさんには定期的にレポートを送り、指導してもらう予定です。

これからも、プロジェクトの成功にむけて、ブドウの成長を見守りたいと思います。

150405_3.JPG詳しい説明を受け、ブドウを1本1本丁寧に剪定 150405_4.JPG
社員で剪定と草取り!
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剪定したブドウ 立派に育ちますように!
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真剣な表情で土の様子も確認
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作業後のブドウ園は見た目がすっきりしました
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理事長 林と今後についてミーティング